コロナ禍で学校は休校や遠隔授業を余儀なくされている。
そうした中で９月入学にしたらどうかという話が出てきた。
教育の機会均等という見地から、「再び授業を始めるなら不公平にならないようにしようよ。」、「９月を新学期にして全国一斉に始めようよ。」という意見がことの発端のようだ。
昔から大学では９月入学の話がくすぶり続けてきた。
海外の多くの大学が９月入学だからだ。
大学の国際化で留学するのに都合がいいとか、暖かい時期に入学試験をやればインフルエンザや雪による交通障害の心配がないなどのメリットがある。
ただ、入学時期の変更には学校制度だけでなく社会全体との様々な絡みがあるので、二の足を踏んでいたようである。
ここにきて、にわかに９月入学の議論が再燃しているが、私のようにリタイアして受験を控えた子どももいない者は冷めた目でみている。
コロナの騒動が９月までに終息しているのかという最大の不確定要素を抱えているではないか。
準備期間が足りないと思うので、９月入学に移行するにしても来年以降にして、とりあえず今年はリハーサルもかねて９月から全国一斉に授業を再開するという程度にしておいたらどうか。
