一昨日(6月4日)からの一週間は歯と口の健康週間になっている。
歯の状態が良くない私にとっては語る資格がないかも知れないが。
昔は6月4日のみを語呂合わせから虫歯予防デーと定めていた。
週間として幅を持たせたのは、歯科口腔保健の大切さが認識されるようになったからだろう。
歯と口の健康週間は歯科口腔保健への関心を高めるのに役立つが、この期間だけがんばってケアしてもだめだ。
長年の積み重ねが必要なのはいうまでもない。
私は50代の初めのころまで,朝起きたときにしか歯を磨いていなかった。
しかし,ふとしたことから夜,寝る前にも歯磨きをするようになった。
それが今でも続いている。
習慣化できた点については,自分で自分をほめてあげたい。
といっても、世の中には朝昼晩の三食後に歯磨きをしているもっと偉い方々がいると聞き及んでいる。
厚生労働省が中心となって推進してきた事業(健康日本21(第二次))で歯と口腔の保健についてみると、最近までの10年間で以下のようなことを目標にしていた(抜粋して大まかに記す)。
80歳で20歯以上の自分の歯を有する者の割合を半分の50%(10年前は25%)にする。
60歳代で歯周炎を有する者の割合を半分より少ない45%(10年前は55%)にする。
過去一年間に歯科検診を受診した者の割合を半分以上の65%(10年前は34%)にする。
私は目標を達成できそうにないが、歯は大切にしてもらいたい。
おいしいものを自分の歯で十分に噛みしめて味わいたい。
先日、政府は「骨太の方針」の一つとして毎年の歯科健診を国民に義務づける「国民皆歯科健診」の制度について検討することを明らかにした。
健診による早期発見早期治療で、歯科の医療費はもとより歯周病と関係している糖尿病や心臓病などの医療費も抑制したいのだろう。
「国民皆歯科健診」の具体的な方法がどのようになるのか、見守りたい。