新米ならぬ,フランスワインの新酒で日本は秋に賑わう。
11月の第3木曜日が新酒を味わう解禁日ということで,今年は11月17日の今日になる。
ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で採れるブドウをその年のうちにワインにして飲むというが,熟成させなくてもおいしいというのか。
私にはよさがわからない。
近年のボジョレーヌーボーの露出度は以前ほどでないが,日本だけが騒いでいるようだ。
いわゆる商業主義のやり方に乗せられてワインに詳しくない日本人が踊らされているのかも知れない。
同じようなことが他にもあるが,それはそれで楽しければいいのだろう。
例えば、クリスマスのケーキ。
クリスマスの時期はそれ以外の時期よりも値段が随分と上がっている。
それでもケーキを買ってきてクリスマスの雰囲気を味わいたい仏教徒は多い。
あるいは、バレンタインデーのチョコレート。
2月14日に女性から男性へチョコレートを贈る習慣は日本独特のもの。
1970年代に日本チョコレート・ココア協会が仕掛けてすっかり定着してしまったようだ。
義理チョコなのに勘違いする男性が情けない。
話を元に戻そう。
「ボジョレーヌーボー」なのか「ボージョレヌーボー」なのか気になっていたが,どちらでもよさそうだ。
フランス語では“Beaujolais Nouveau”。
発音記号は”bòuʒəléi nuvóu”になっているので,二重母音のどの部分を長音にするかでカタカナ表記が違っている。
発音記号に忠実にカタカナにしてみると「ボウジャレイ ヌボウ」といったところか。
いろいろな屁理屈はやめて、とりあえずビールを飲もう。