民主主義とは簡単にいうと、みんなで生活するときの決めごとはみんなで話し合って決めようとすること。
限られた人たちが自分たちに都合がいいように物事を決めてしまうよりはまし。
日本に生まれてこの方、民主主義が最高と学校で教えられ、自らもそうだと信じていたが、みんなで決めたことが必ずしも最良の選択になるわけではないようだ。
民主主義の原則は多数決だが、扇動やデマに惑わされる人たちがいる。
そんな意図的な情報に基づいて投票した県民もいたのではないかという知事選挙が先日あった。
間接民主主義では多数決で代表者が決まる。
県民による多数決の結果が、扇動やデマによるものではないと思いたい。
虚偽情報であるデマは、特に今はやりのSNSで広まりやすい。
SNSで得られる情報が真実であるかどうか、いつもファクトチェックしておくことが必要。
(本ブログ、2020年11月22日付「ファクトチェック」を参照)
民主主義はみんなで話し合いながら物事を進めるので少し時間がかかる。
そのようなもどかしさから、ときには独裁的な代表者が選ばれたりもする。
まさに今、民主主義の大国であるアメリカでは強権をふるう大統領が再登場しようとしている。
独裁政治になってしまいそうな勢い。
ヨーロッパでも過激で排他的な極右政党に勢いがあると聞く。
扇動、デマ、独裁,極右・・・・・。
民主主義が少し危うい。