昨日11月19日は国際男性デー。
このブログを昨夜書き始めたが,眠くなったので今日になる。
3月8日が国際女性デーで国連が記念日としているが(本ブログ2022年3月14日付「ジェンダー平等と性的二型」参照)、国際男性デーの方は国連が決めているわけではない。
国際男性デーは男性の健康やジェンダー平等を願う日とされている。
トリニダード・トバゴで始まったらしいが,少しづつ広まって多くの国が11月19日を記念日にしている。
男性が女性よりも優位な立場にいた長い歴史があるので,女性の立場を改善しようとする国際女性デーがあるのはよくわかる。
その一方、いまさら国際男性デーでもあるまいと思うか知れないが,男性にも配慮が必要だ。
ジェンダー平等という観点からは,男性に対する差別意識も改善される必要がある。
差別意識としてよく取り上げられるのは,男性だからこうあるべきだという固定観念があること。
男性たちにも様々な個性や考え方があり,男性だからという偏見はよくない。
「男は・・・・・。」という固定観念は日本でも昔から諺(ことわざ)などで言い伝えられている。
男は度胸、女は愛嬌。(男がみんな物事を恐れなかったら逆に怖い。)
男を上げる。(女だって上げられる)
男子厨房に入らず。(テレビで見る限り,料理人は男が多い)
大男総身に知恵が回りかね。(ジャイアント馬場や大谷翔平に失礼だろう)
男は敷居を跨げば七人の敵あり。(きっと女にも敵がいる)
「男のくせに」や「男なら」という固定観念にとらわれていてはいけない。
男性は生きづらい。
「女のくせに」や「女なら」も然り。
ジェンダー平等の社会を築くには,ジェンダーバイアスをかけてはいけない。