今朝は家の外がのんびりしていた。
考えてみたら,今日は敬老の日で世間はお休みだった。
リタイアしてからの生活では休日の有難味がうすれ,カレンダーでときどきやってくる休日を意識しにくい。
敬老の日といっても,敬われるのはまだ早い。
昨年の敬老の日についてのブログにも書いたが(2020年9月24日付),自分が敬われる対象と感じるのは後期高齢者といわれる75歳以上になった頃からではないか。
実際に歳を重ねていくときの私の実感だ。
5年ほど前になるが,日本人の2016年の健康寿命は男性72.1歳、女性74.8歳と計算されている。
一般的に健康寿命とは「日常生活に制限のない期間の平均」をいう。
日本では国民生活基礎調査というもので調べている。
「日常生活に制限のない期間」とは具体的にいうと,日常生活動作(起床,衣類着脱,食事,入浴など),外出(時間や作業量などが制限される),仕事・家事・学業(時間や作業量などが制限される),運動(スポーツを含む)などに影響が出ていない健康な期間ということだ。
健康寿命は「自分で健康であると自覚している期間の平均」でもある。
こっちの方が理解しやすいだろう。
健康状態を聞かれたときに,5つの選択肢(1よい 2まあよい 3ふつう 4あまりよくない 5よくない)のうちの1~3と回答する状態が続いた期間ということだ。
健康寿命は主観的であいまいだが,健康とはもともとそういうものだろう。
平均的な健康寿命の尽きている後期高齢者になって人様にお世話になり始めた頃に,敬老の日は敬われたいという気持ちが頭をもたげるかも。
幸か不幸か,健康寿命が尽きても命が尽きる平均寿命まではまだ間がある。
健康寿命が尽きたら迷惑をかけずに早く死にたいと思う人もいるだろうが,人間修業ができていない私はその境地にまでは至っていない。
最近の平均寿命は男が82歳,女が88歳くらいだ。
まだまだ死ねない。