2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
前回、前々回と寒さへの形態的適応について記したが、もちろん暑さへの形態的適応もある。 そのひとつが、ラクダのこぶだ。 らくだは炎天下の砂漠を何日間も旅する。 エネルギー源として体脂肪を利用するが、脂肪が全身に沈着していては具合が悪い。 脂肪は…
前回のブログのつづきになるが,寒さへの形態的適応については体の大きさ以外の容姿にも現れる。 ジェームズ・ディーンの映画を見た後,余韻にひたりながらあの憂いに満ちた表情を鏡の中でまねる。 ・・・。 どこか違う! 私の場合,顔のパーツは同じように…
彼岸も過ぎて涼しくなったと思いきや,朝晩は肌寒くさえ感じるようになった。 寒くなると自然に体が縮こまってくるが,体温が奪われないように体表面積を小さくしようとする行為だ。 寒さに対して体表面積を小さくしようとする現象は生態学的な法則にもなっ…
前回のブログで,故郷で千の風のように風に吹かれてみたいと記した。 以下は歌「千の風」の歌詞の一部だ。 私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません (中略) 千の風になってあの大きな空を吹きわたっています 亡くなった…
秋の夜長に物思いにふけっているときなど、なぜか故郷が懐かしくなる。 帰巣本能とでもいうべきものか。 私にとっての懐かしい故郷の風景は城下町の丘の上から見える海と小島だ。 幼い頃、丘へ続く坂道を母に連れられて昇り降りするときに、母が「みかんの花…
秋にスポーツというのはうなずける。 1964年の秋に開催された一回目の東京オリンピックの遺産だとする見方もあるが、その前から秋の風物詩として運動会を行っていたりしたので,東京オリンピックが「スポーツの秋」の由来というのは少し弱くないか。 しかし…
なんで芸術が秋なのか。 そもそも芸術とは何か。 手元の辞書を引くと「人間が心に感じたことや思想などをさまざまな方法・様式によって鑑賞の対象となる美的な作品として創り出すこと。また、その作品。絵画・彫刻・音楽・演劇・舞踊・文学・建築など。」と…