シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

勿体ない(MOTTAINAI)

前回のブログで,捨てたいのに捨てられないでいる物がある理由として「勿体ない」と思う気持ちがあることを記した。

物を大切にしたいという気持ちだ。

 

この「勿体ない」という言葉に感銘したのがノーベル平和賞受賞者で環境保護活動家のワンガリ・マータイさん(ケニア人女性)。

彼女は,日本語以外に同じような意味を持つ言葉がないので,そのまま「MOTTAINAI」と横文字にして世界に広めようと活動を始めた。

MOTTAINAI」には,Reduce(ゴミ削減),Reuse(再利用),Recycle(再資源化)という環境保護活動のほかに,かけがえのない地球資源をRespect(尊敬)する意味を込めた。

マータイさんの死後もこの活動は続いている。

 

大量生産,大量消費,大量廃棄が地球資源の枯渇や有害物質の排出をもたらしたことについて,私たちはその対策に真剣に取り組まねばならない。

その一つが,これまでの使い捨て型のライフスタイルの見直しだ。

ゴミの排出をできるだけ抑え,使えるものは繰り返し使い,再使用できなくなったものは資源として生まれ変わらせる循環型社会が志向されねばならない。

 

マータイさんらの活動の以前に,日本では2000年(平成12年)を循環型社会元年と位置づけ,循環型社会形成推進基本法が公布されている。

各種のリサイクル法(容器包装リサイクル法,家電リサイクル法,建設資材リサイクル法,食品リサイクル法,自動車リサイクル法)は,この基本法にしたがって制定されたもの。