先月末に始まったパリオリンピックも閉幕。
日本時間の早朝に実施された競技が多く、ライブではほとんど見ていない。
しかし、夕方から始まった幾つかの種目は、ライブのテレビ放送をヒヤヒヤしながら観戦。
男子バレーボール決勝トーナメントの日本対イタリア戦もその一つ。
その接戦の場面でのこと。
・・・・・。
「何で、この流れがつかめそうなときに、失敗しそうなジャンプサーブをするんだ!」
「たとえ、サーブが入っても、サービスエースなんか取れやしないのに!」
私は思わずテレビ画面に向かって怒り出す。
私の予想した通り、ジャンプサーブは何度か失敗した。
そのたびに、日本側に勢いがつきそうだった試合の流れは自らのサーブミスで断ち切られた。
オリンピアンたちは、試合には有利な形勢をもたらしそうな流れというものがあることを十分に承知しているだろうに。
流れは不思議だ。
本当にそういうものがあるのかどうかは、わからない。
しかし、証明できないものの,私のような素人がスポーツをしていても試合の流れはありそう。
プロ野球を観戦していてもそう。
守りのピンチを切り抜けたあとに、攻めでのチャンスがやってきそうな気配を感じるときがある。
試合の流れは、多分に感覚的なものではある。
競り合いになったときに試合の流れを引き寄せるには、繰り出す技の精度と心理をコントロールする能力が要求されそうだ。