昨日は4月1日でエープリル・フールだった。
世の中で面白い嘘が出回ったかというと、そうでもない。
国会で平然としてつかれる嘘を聞いて、少し疲れているのかもしれない。
昔ほどエープリル・フールに関心がないようだ。
いつ頃から始まった風習なのかわからないらしい。
害にならない嘘をついて面白がるのだが、私の周りにいる人たちも嘘をつかない。
ということで、何か面白くて害にならない嘘はないか考えてみる。
なかなか嘘が思いつかないので、先日のWBC野球の侍ジャパンを題材にしてみよう。
「大リーガーのヌートバーは日本語がペラペラだった!」
「大谷は年間収入の半分を慈善団体に寄付する!」
「逆転サヨナラ試合の走塁で周東は大谷を追い越していた!」
「佐々木投手に極秘の婚約者!」
「人を信じる栗山監督のパワハラ疑惑!」
・・・・・。
たわいもない嘘しか思いつかない。
基本的に嘘はよくない。
事実ではないことを本当であるかのようにだまして言うことば。(明鏡国語辞典)
だますことはよくない。
高校生の頃、数学の問題で三角関数の公式を使って解答したら間違っていたことがある。
使った公式が間違っていたらしいが、採点した教師は答案用紙に「うそ」とひとこと書いていた。
私はだましたりしていないのにと感じ、ことばの使い方に少し傷ついた。
「うっそー」と若い女性が言うのは可愛いが、まじめに「うそ」と言うときは考えて言はねばなるまい。