前回のブログ「ワールド・ベースボール・クラシック」の続き。
日本で開催されているWBCの大谷人気もさることながら、日本人選手として参加しているもう一人の大リーガー、ラーズ・ヌートバーも人気急上昇中だ。
アメリカ人だが、母親が日本人だから参加できるらしい。
来日するまではどんな選手か知らなかったが、WBCでの気合の入りようには恐れいる。
試合中に見せる闘志は他の日本人選手に勝るとも劣らない。
はたから見ていると危ないくらいだ。
彼のもともとのキャラクターなのだろうか。
父親がアメリカ人で、いわゆる混血だが、それだけに日本人に受け入れられようと努力しているのだろうか。
グローバルな世の中になって、むしろ混血ということばを用いるのは時代遅れかもしれない。
国籍の違う者同士が結婚するのは珍しくない。
混血と言っても血液ではなく遺伝子が混じり合っているわけだから、不適切な語句なのか。
ハーフというのもhalf bloodに由来するなら、不適切か。
いわゆる混血のことをどう表現したらいいのだろう。
人種や民族の異なる男女の間に子どもが生まれることなのだからmixed raceが分かりやすいが、・・・・・英語じゃん。
昨今は人種という言葉遣いにも敏感だ。
WhiteやBlackという言葉を使っていいのかも慎重になる。
むしろ、肌の色を人種と結びつける発想が現在は受け入れられにくい。
それぞれの地域で太陽の紫外線に対応する皮膚のメラニン量にグラデーションがついているだけではないか。
現生人類は単一の種であり、遺伝子配列は99.9%が一緒。
人種と簡単にいえない。
住んできた地域に注目しながら、人類集団や民族集団などの表現を用いることが多くなった。