シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

ひな祭り

今日は3月6日だから過ぎてしまった感はあるが,ひな祭りに思うことを少し記してみよう。

幼い頃に母が床の間に段を作り,その上に赤い布を敷いてひな人形を飾っていた。

御殿のついた立派なものだったように思う。

私は女の子ではないが,飾られた右大臣か左大臣の人形の刀を引き抜いて遊んでいた(叱られていた)。

 

ひな祭りには,ひな飾りがつきもの。

ひな飾りを歌った「うれしいひなまつり」は多くの人が知っている歌で,その歌詞を読み返すとその様子がよくわかる。

 

(歌詞1番)

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

 

ひな飾りは天皇皇后の婚礼を模したものだが,歌詞の最初には主役でない五人ばやしが登場する。

今でいえば,雅楽を演奏する宮内庁式部の職員。

作詞者のサトーハチローも,まずは笛太鼓のBGMでひな祭りの雰囲気を作りたかったのだろう。

 

(歌詞2番)

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

 

歌詞の2番目になって主人公の天皇皇后が登場する。

めでたくてはしゃぎたいようなときも,すまし顔を要求される。

大変だろう。

世話役の三人官女も同時に歌われている。

今でいえば,宮内庁侍従職の職員。

きっと口の堅い人が多いのだろう。

 

(歌詞3番)

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

 

警護役の右大臣が登場する。

今でいえば,警察庁長官というところか。

実際の警護に当たる皇宮警察の職員だけは,白酒を飲めないだろう。

 

歌詞は4番目もあるが,ひな飾りとは関係ないので省略。

 

ひな祭りは幼い女の子の健やかな成長と幸せを祈る行事。

私は決して怪しい人間ではないが,幼い女の子は可愛い。

人間社会にけがされないよう,すくすくと育って欲しい。