シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

もっと歩かねば

桜の開花同様に今年の梅雨入りは早まりそうだ。

それまでは,この5月,さわやかな天気が続く。

コロナの影響で外出はなるべく避けないといけないが,家に閉じこもっているだけでは運動不足になる。

外出しても人の少ない場所を散歩するくらいは許されるだろうと思いつつ,家で横たわってテレビを見ている自分がいる。

もっと歩かねば。

 

昔おこなわれた研究で伝え聞くところによると,一週間に2000キロカロリーくらいは運動をしてエネルギーを消費したほうが健康のためにいいそうだ。

一日に換算すると約300キロカロリーになる。

さて,これをどういう運動で消費するか。

一番自然で簡単なのは歩くこと。

 

以下の数値は平均的な話だ。

大人が普通に歩くと一分間に100歩くらい歩いて,3キロカロリー消費する。

300キロカロリーを消費するには100分,歩いたらいい。

歩数でいうと100歩×100分で一万歩になる。

これが健康のためには一日一万歩といわれていることの根拠だ。

ただ,実現するのは結構大変なので,厚生労働省は目標を少し低くして一日に男性で65歳未満は9000歩,65歳以上は7000歩,女性で65歳未満は8500歩,65歳以上は6000歩くらい歩くようにしてくださいといっている。

私などは外出してもこの目標の半分くらいしか歩いていないだろう。

 

歩くときの歩幅は平均で70cmくらいだから,普通に一分歩いたときは70cm×100歩で70m歩いている(分速70m)。

時速は70m×60分で4.2kmになる。

もっと速歩きすることもできるが,エネルギーもたくさん必要になる。

歩行速度とエネルギー消費量は比例関係にある。

 

ところが,分速100mを超えたあたりから比例関係は崩れてエネルギー消費量が急に増えてくる。

速く歩けば歩くほどエネルギー効率が悪くなる。

分速120mくらいからは走った方がエネルギー消費量が少なくて済む。

いい換えると,これくらいの速度からは歩行よりも走行の方が楽だ。

 

とはいえ,シニアがいきなり走り始めるのは危険だ。

まずは,歩こう。 

 

普通に歩くときは分速70mくらいと記したが,歩くときにエネルギー消費がもっとも少なくなるのは少し遅い分速60mくらい。

これが歩行の経済速度だ。

楽に歩きたいときは自然と経済速度に近い歩き方になると感じている。

 

ところで,不動産の物件で最寄り駅までの徒歩所要時間などは歩行速度が少し速めの分速80mで計算されている。

当然のことながら、信号待ちや歩道橋の昇り降りに要する時間も含まれていない。