シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

夏至と体毛

今日は夏至,一年で一番昼が長い。

ついでに,子どものころ学校で習った記憶を呼び起こせば,地球が自転するときの軸(地軸)が太陽に向かって少し傾いているからこんなことが起きる。

地球が太陽のまわりを一年かけて回るときに,地軸が傾いているために太陽からの照らされ具合が日によって少しずつ違ってくる。

地球の北半球が一番たくさん太陽から照らされている日が夏至

南半球が一番たくさん照らされている日,つまり,私たち北半球の住人からすると一番少なく照らされている日が冬至

 

以上,記憶間違いがあるかもしれないが,大体,こんなところの理解で夏至は乗り越えられるだろう。

 

ネットで調べればもっと詳しく記せそうだが、暑くなってきたせいか気合が入らなくて調べる気がしない。

ただし、簡単に冷房を入れないくらいの根性は持ち合わせている。

・・・。

今の私は裸に近い。

 

肌を露出してあらためて見つめると,毛がない。

まわりの近縁の動物たちは毛がふさふさなのに,私たちには毛がない。

チンパンジーたちと別れてからしばらくは毛があったろうに,どうして毛がなくなったのか。

 

毛皮は寒さや太陽からの紫外線,擦り傷などから皮膚を守ってくれる。

しかし,暑くなったらきっと毛皮は脱ぎ捨ててしまいたくなるだろう。

実際,暑さに対処するために私たちは毛をなくしたという仮説が広く受け入れられている。

 

約300万年前に人類の祖先が住んでいたアフリカの中央部や東部に気候変動が生じて森林環境がサバンナの草原に変わった。

そのために,食料を採集することが以前よりも難しくなったようだ。

人類の祖先は食料を求めて行動範囲を広げなければならなかった。

肉食もするようになった。

 

獲物を追いかけたりして行動範囲を広げると身体活動のレベルが高くなる。

身体活動にともなう熱産生に対して熱放散をしやすくする仕組み備えなければならなくなった。

この大きな課題に対して,人類の祖先は少しずつ毛を失うとともに皮膚の構造を変え,一方では発汗という非常に優れた熱放散の仕組みを身につけたようだ。

 

頭皮に残る毛(頭髪)は,直射日光を遮るとともに頭皮からの汗が毛の作る空気層で気化するのに都合がよかった。

その他に残る毛については、毛根部に開口するアポクリン腺から分泌されるフェロモンを発散させたり,直立二足歩行するときに腋や股を擦れにくくする役目があるという。

 

夏至を迎え、もう少ししたら夏本番だ。