小さい頃は巨人ファンであった私が巨人を嫌いになった理由について,既にブログ(6月5日付「ひいきにしていた球団」)に記している。
最近は、日ハムで無期限出場停止になった中田選手が巨人に電撃的に移籍して試合に出てきたので、ますます巨人に嫌気がさしている。
中田選手は日ハムで若手選手に暴力をふるって球団から無期限出場停止の処分を受けた。
過ちは誰でも犯すことがあるので、反省した本人には再び野球ができる機会を与えるべきだということで、日ハムと巨人の監督同士が連絡を取り合って実現させたのが今回の中田選手の巨人への無償トレードだ。
球団から無期限出場停止の処分を受けたのが8月11日。
巨人への移籍が発表されて処分が解除されたのが8月20日。
世間でもささやかれているように、処分の解除が早過ぎやしないか。
無期限出場停止というのは少なくとも数日単位ではなく、月単位での期間と考えるのが普通だろう。
より深い反省をしてもらうために、日ハムは期間の長い無期限出場停止の処分を決めたのではないのか。
処分を受けた本人に再生のチャンスを与えることに異論はないが、自分の間違いを振り返ってしっかりと考える期間を与えることが大切だと思う。
処分を受けたかどうかにかかわらず,私たちは何であんなことをしたのかと苦悩しながら,時間をかけて少しづつ自分を改めていけるのではないだろうか。
処分を解除したのは日ハムだが、巨人も打ち合わせていたかのようにすぐに1軍登録して試合で使い始めた。
プロ野球の憲法といわれる野球協約などには違反していないかもしれないが、違反していなければそれでいいのか。
「球界の紳士たれ」というのが巨人のモットーらしいが、およそ紳士のやることではない。
もっとも、紳士といいながらこの球団には不祥事が多いような気がするが。
謹慎もそこそこに,試合に出場させて再起のチャンスを与えたいと同情を買うような言い方をしても,世間は見抜いている。
単に巨人は戦力として中田選手を利用しているだけではないか。
申し訳ないが、ますますアンチ巨人になってしまった。