私たち現代人の資質の多くは何百万年もの原始の時代に培われてきたもの。
原始的な暮らし方をすれば,それが現代社会にけがされていない本当に人間らしい生き方になるのではないか。
まずは日の出とともに活動を開始し,日の入りとともに活動を終えてみるのはどうだろうと,ふと思う。
ということで,日の出ととともに活動を開始しようと試みて気づいたことを一つ。
今日は12月29日。
冬至(今年は12月22日)も過ぎたのに日の出が早まっていない。
まだ,日の出の時刻が遅くなり続けているではないか。
・・・・・。
恥ずかしながら,この年になって知ったことを簡単に以下に記す。
冬至は一年で昼間の時間が最も短い日であることはその通りだ。
このような昼間の時間の変化は、地球が太陽の周りをまわる公転面に対して地球が自転する軸が傾いているので生じることは学校で習った。
しかし,冬至の日に日の出が最も遅く日の入りが最も早くなるわけではないようなのだ。
日の出が最も遅くなるのは冬至より後の1月上旬、日の入りが最も早くなるのは冬至の前の12月上旬という。
なぜこういうことが起きるかというと、地球の自転する軸が傾いていることと地球の公転が楕円軌道のために地球と太陽との位置関係に多少のブレが生じて、日の出と日の入りの時刻に影響するようだ。
天球図など見てもピンとこないのだが。
いずれにしても、冬至に日の出が一番遅くなるわけではない。
私の住んでいる地方では、今、日の出とともに活動し始めようと思えば午前7時過ぎに起きればいい。
しかし、午後5時過ぎの日の入りとともに活動を止めて寝に入るにはちょっと早過ぎる。
暗くなっても、もう少し電気をつけて起きていることにする。
・・・・・。
原始的な暮らしは難しい。