とある有名ホテルのディナービュッフェに行く。
その日の昼食は食べていない。
メニューは以下のようなもの。
和牛サーロインのグリル
チーズときのこのオムレツ
シーフードとパスタのグラタン
帆立のオーブン焼き
フライドチキン
スペアリブ
豚ロースのグリル
海老と野菜のスパゲティ
牛フィレ肉のミニッツステーキ
各種のフルーツ、野菜、アイスクリーム、デザート、ジュース
コーヒー、紅茶など
最初の30分は意気込んで無言のまま食べる。
次の30分は食べてみておいしかったものを語り合いながらリピート。
残りの30分でスイーツ系をコーヒーや紅茶を飲みながら食べる。
(90分という、ゆるい制限時間あり。)
若い頃は、食べ放題に行くと途中で食欲のギアが入れ替わって元を十分にとる食べ方ができたが、今はギアが思うように入れ替わらない。
満腹感を早く感じる。
その後は、食後に後悔することがわかっていながら食べる。
そんなときに、ふと思う。
おりしも今月は太平洋戦争終結の月。
戦時中や戦後にひもじい思いをされた多くの日本人がいたことが頭をよぎる。
特に、敗戦の色濃い時期に異国の地で戦死された方々の多くは、敵弾に当たるというよりも餓死したり飢餓で病死したというではないか。
・・・・・。
ディナービュッフェなどという贅沢をしていていいのか。
満腹なのに欲でご馳走をほおばっていいのか。
ほんの一瞬ではあるが、申し訳ない気がした。
今月15日の終戦の日には、懺悔しながら黙祷したい。