中国が台湾を武力で併合するかも知れないとささやかれている。
台湾を訪問した日本の政治家は講演で中国と「戦う覚悟」を持つことが戦争の抑止力になると語った。
この政治家にはもともと放言癖があるが、随分と勇ましいことを言うものだ。
よその国の話だからか。
台湾で実際に戦わなければならなくなる若者たちにとっては、勝手なことを言うと思った人も多かろう。
日本でも、保守系の政治家たちは戦争できる体制を整えようとしている。
・・・・・。
太平洋戦争終結後の日本は,廃墟の中で憲法に託しながら不戦の誓いをしたではないか。
およそ政治家たちは戦争するときにその最前線で戦うようなことはしない。
最前線に駆り立てられるのは若者たちだ。
政治家たちに言いたい。
ニュースで報じられているような最前線の恐怖や悲惨さを体験してみたらいい。
戦争を容認する気持ちが薄らぐのではないか。
源平合戦の頃には互いの武将が首を取り合う一騎討ちがあったという。
勇ましい言葉を言い放つ今の政治家に「一騎討ちをする覚悟」はあるか。
どうもそうは思えない。