シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

水をください

前回のブログで,夏のような暑い環境では熱中症に気を付けようということを記したが,その症状の原因は発汗によるからだからの脱水だ。

 

発汗量は1時間に2リットルにもなることがある。

大量に発汗しているときは水分補給をしたいと感じるが,自分の感覚だけでは発汗量に見合った十分な水分補給をしていない。

水分を摂りすぎて体内の塩分濃度の大きな低下がおきないような仕組みが備わっているのではないかという人もいる。

0.1~0.2%の食塩を含んだ水を意識的に頻回にわたって飲むのが理想のようだ。

 

人体の水分はおよそ男で体重の60%,女で55%を占めている。

女で割合が低いのは,水分の少ない体脂肪が多いからだ。

およそ,体重の5%の水分を失うと脱水症状が現れ,10%の水分を失うと生命が危うくなる。

 

暑い環境にいなくても,尿,不感蒸泄(汗をかかなくても皮膚の表面から水分が蒸発している),呼吸,便から毎日2.5リットル程度の水分が失われている。

その内訳は,尿で1.5リットル,不感蒸泄で0.5リットル,呼吸で0.4リットル,便で0.1リットル程度だ。

失われる水分に見合った量の水分を食事や代謝水(体内で糖や脂肪が分解してできる水)で補っている。

飲み物で1.2リットル,食べ物に含まれている水分で1.0リットル,代謝水で0.3リットル程度だ。

汗をかいていなくても,毎日2.5リットル程度の水分補給をしている。

汗をかいたときは,当然,その分の水分を加えて補給しなければならない。

 

 組織や社会に訴える手段としてハンガーストライキがある。

長期間,何も食べないで訴えるわけだが,水だけは飲んでいるはずである。

私たちは水も摂らないと,とてもじゃないが一週間もたない。

 

原始の昔,私たちの祖先の生きものたちは海の中で生まれた。

そのうちの勇敢な生きものが海水の環境を皮膚の中に抱え込んで陸に上がってきた。

どうやら陸の上でも住めそうだということで,さらに進化していって今の私たちがある。

元をたどれば,私たちと海には深いつながりがある。

水は欠くことができない。