もうすぐ勤労感謝の日。
今年最後の祝日。
といってもリタイアした私にとってはカレンダーで見過ごしてしまうような、何だかよくわからない祝日だ。
国民の祝日に関する法律(祝日法)によれば、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」日らしい。
勤労とは熱心に仕事や勉強をすること。
勤労感謝の日となる前までは宮中行事として新嘗祭(にいなめさい)という祭事が行われていた。
天皇がその年に獲れた穀物を神々に供えて収穫に感謝する日であった。
しかし、戦後になって祝日を見直すときに神道の行事であったことに難色がしめされた。
議論の末に勤労に感謝する日にしようということになったらしい。
祝日法での趣旨にしたがうと,熱心に仕事や勉強をして有形無形のものを産みだすことを尊いものとし、そうする人たちに感謝する日のようだ。
簡単に言うと勤労感謝の日は世の中のために一生懸命に頑張っている人たちに感謝する日と言えるだろう。
ちなみに、勤労は日本国民の三大義務のうちの一つだ(ご存知のように、ほかの二つは教育を受けさせる義務、納税の義務)。
「すべての国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」と日本国憲法の第27条にしめされている。
勤労感謝の日は、国民が義務としている勤労をお互いに感謝し合う日でもある。