今日は文化の日。
国民の祝日に関する法律では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを記念する日と説明している。
文化をすすめるという説明は何となくわかるが、何で自由と平和を愛しという前置きがあるのか?
もともと文化の日の11月3日は戦後の1946年に日本国憲法が公布された日だ。
憲法記念日にしたかったらしい。
しかし、明治天皇の誕生日を祝っていた日でもあったので日本を占領していたアメリカ側から横やりが入り、日本国憲法が重んじている「自由と平和を愛し」、文化をすすめることを記念する「文化の日」に落ち着いたという。
日本国憲法には三大原則があることをご存じだろう。
基本的人権としての自由と平和に基づいた文化を再認識して祝おうというのが文化の日だと解釈したい。
ところで、文化とは何だろう。
手元の電子辞書を引いてみる。
要約すると、いろいろな社会で作り出され人々に受け継がれてきた行動様式や生活様式と書いてある。
人間の精神活動で生み出された思想・宗教・科学・芸術などの成果とも書いてある。
後者の方が具体的にイメージしやすい。
付け焼刃かも知れないが、文化とやらを享受しよう。