昨日が結婚式を挙げてから41年目。(本ブログ2022年10月30日付「結婚記念日」をご覧あれ)
随分と時が経ったものだ。
妻とステーキランチを食べに行く。
1982年の春に東京に出て、その年の秋に結婚した。
住んだのは台所にバス、トイレ、6畳の畳の部屋がついた都心の新築アパート。
職場の大学からは徒歩5分程度の場所。
翌年に娘が生まれ、狭い部屋ではあったが、親子3人で暮らした。
狭い部屋をみんなが心配してくれたが、あまり気にならなかった。
週末になると、よく電車に乗って渋谷や銀座方面に3人で出かけた。
街をぶらつく程度だったが、楽しかった。
小さな娘を連れていたので、妻がデパートのウィンドウショッピングをしたりするときは休憩場所で私が子守をした。
娘と2人でお菓子を分け合って食べた。
やがて娘は幼稚園に入る年頃になり、登園し始めたときは、「ああ、もうこれからは絶えず親と一緒にいることはないだろうな。」と感慨にふけった。
母親が手を引いて幼稚園の送り迎えをしていたが、ときどき私が自転車の後ろに娘を乗せてその役を引き受けた。
私の帰宅時間は少し遅かったので、よく久米宏のニュースステーションを見ながら親子3人で夕食を食べていた(幼い娘には夜更かしをさせて申し訳なかった)。
その日その日を行き当たりばったりで過ごしていた。
今となっては遠い昔。
将来はどうにかなるだろうと思っていた。