前回のブログで私の妻は運転があまり上手でないことに触れたが,もう少し詳しく記しておこう。
私は運転免許試験場(運転免許センター)で厳しい技能試験を何度も受けて免許を取得した。
自分では筋金入りのドライバーだと思っているが、自動車学校で免許を取得した妻は、私のことを「たたき上げのドライバー」と上から目線で呼ぶ。
しかし、当たり前かもしれないが、運転技術は私の方がはるかに上だ。
というか、相対的なもので、妻の運転が上手でなさすぎる。
その点については,ある程度、妻も自覚しているようだ。
妻が町中を運転しているときに、どこからかクラクションの音が聞こえると、「今のクラクションは私に対してなの?」としばしば助手席の私に聞いてくる。
駐車場に入って前後左右から車がやってきたときなどは、「どうしよう!」と叫んだりする。
そういう弱気の発言をする反面、スピードを出して運転しているときに前方に割り込んでくる車があると、「私にブレーキを踏ませる気か!」と息巻く。
道路の左端をすれすれに運転するときがあり、助手席の私が怖さのあまり身構えると、臆病者扱いする。
ときどき運転している妻の横顔をみると、顔は前方を向いているが,物思いにふけっていそうなときがある。
助手席に乗っていても、気が休まらない。
「どこか、行きたい所があればいいなさい。連れて行ってあげるから。」と妻に言われたことがあるが、そのときの不気味さがわかっていただけるであろうか。
車を運転する人には、向き、不向きがあると思う。
(注)今回のブログ記事は一部、面白おかしくなるように誇張して表現しており、事実とは異なります。