コロナ禍での支援策として政府が特別定額給付金を支給することになったが,とりあえずは大多数の国民が受け取るだろう。
我が家も申請書類を提出し、2週間後くらいに給付金が振り込まれた。
それまでは大して考えることもなく,いただけるものはいただいておこうというくらいの気持ちでいたが,いざ給付金を手にしてみると少しは真面目に考えようと思った。
まず、政府はこの給付金を使ってどうしてもらいたいのか気になった。
特別定額給付金をキーワードにしてグーグル検索するとリストの先頭に総務省のホームページが出てくるが,特別定額給付金の概要として施策の目的が以下のように記されている。
施策の目的
「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)において、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言の下、生活の維持に必要な場合を除き、外出を自粛し、人と人との接触を最大限削減する必要がある。医療現場をはじめとして全国各地のあらゆる現場で取り組んでおられる方々への敬意と感謝の気持ちを持ち、人々が連帯して一致団結し、見えざる敵との闘いという国難を克服しなければならない」と示され、このため、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行う。
この文章を読まれた方々は、すぐにおわかりになれただろうか。
概要を説明するのに前半の「」書きの部分が無駄に長すぎやしないか。
しかも,「」書きのすぐ後でこのためとあるが,何のためなのかがよくわからない。
緊急事態の中で作文された担当者も大変だったろうとは思うが,施策の目的がはっきりとは伝わってこない。
結局、文章の最後の所で家計への支援を行うとあるので,いろいろと自粛を要請したために働けなくなったりして大変だろうから家計の足しにしていただきたいというのが目的のようだ。
リタイアして年金暮らしをしている私のような者にまで給付金をいただいて、ありがたいことだ。
停滞した経済が少しでも活気づくように、使わせてもらおう。
次に気になったのは,この給付金を誰がもらったのかということだ。
これも総務省のホームページを見ると,以下のように記されている。
給付対象者及び受給権者
給付対象者は、基準日(令和2年4月27日)において、住民基本台帳に記録されている者
受給権者は、その者の属する世帯の世帯主
受給権者は世帯主と書かれているし給付金がまとめて振り込まれているので,世帯主がもらったとも考えられよう。
一方、給付対象者についての記述からは世帯主だけでなく、その世帯の構成員一人ひとりに給付しているとも考えられる。
誰がもらったかは、あまり突き詰めないでいた方がよかろう。
およそを考えてみるに、世帯の構成員が扶養されている未成年であれば給付金の使い道を世帯主が指導し、世帯の構成員が成人であれば給付金を等しく分け与えるというところだろうか。
我が家の世帯構成員は成人だ。
給付金を等しく分け与えないと、導火線に火をつけることになりかねない。
(注)今回のブログ記事は、一部、面白おかしくなるように誇張して表現しており、事実とは異なります。