シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

七五三

何か話題はないかと今月の暦を見る。

11月15日は七五三。

7+5+3=15となるので,ひょっとしたらと思っていたが,七五三が15日になったこととは関係ないようだ。

どのようにして始まったのか詳しいことは知らないが,昔からある子どもの健やかな成長を祈る儀式の日。

 

親たちは着飾った子どもを連れて神社へ参拝したり記念写真を撮ったりしている。

子どもが手に持つ千歳飴は,あまりおいしくなさそうだ。

 

昔は子どもが病気で死ぬことも多かった。

医療技術の発達などで昔に比べて死者数は減ったが,現在も幼児の死亡(1歳から4歳の場合)で一番多いのは先天性の病気,二番目に多いのが事故,三番目はがんだ。

 

ところが,5歳から9歳までの子どもの死因順位についてみると,一番多いのが事故,2番目はがん,三番目が心臓病となっている。

 

1歳から9歳までの子どもの死亡統計でみると,病気以外では事故に気をつけないといけないことがわかる。

一番多いのは交通事故,それ以外では溺死及び溺水,窒息が多い。

乳児の頃は交通事故が少ないが,幼児になると自ら容易に移動できるようになり,それにともなって交通事故や水難事故が増加する。

 

幼児は運動機能が発達していないので,自分で危険から退避することが難しい。

危険や安全を認知する知識や技能に乏しい。

喜怒哀楽が激しくて情緒は不安定,人間としての道徳や約束ごとに疎い,というように様々なハンディがある。

 

したがって,幼児がいる環境の安全点検は欠かせない。

同時に,おとなによる保護を必要としている。

発育・発達を見すえて適確に対応することで大部分の子どもの事故は防止することが可能と考えられている。

 

アメリカでは事故についてaccidentという用語は「偶然に発生する」との意味合いが強く,制御不能で防止できない印象を与えるのであまり用いないようだ(事故防止はinjury prevention and controlといったりする)。