シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

情報の8割は目から入ってくるというが?

家にいてじっとテレビを見ていたりスマホをいじっていると,押し寄せるように入ってくる情報量の多さに疲れてしまう。

情報社会といわれて久しいが,そんな社会に埋没してしまわないためには意識的に目や耳をふさぐしかない。

 

私たちが外界から情報を受け取るのは,目,耳,皮膚,鼻,舌にある感覚器。

それらの感覚器で得られる感覚が視覚,聴覚,触覚,嗅覚,味覚であり,昔から五感と呼ばれている。

それぞれの感覚器は特有なセンサー(受容器)で情報を収集している。

 

受容器を構成している細胞は外界からの刺激が一定以上の強さになると電気信号(インパルス)を発生させる。

刺激の強さが大きくなると,インパルスの発生頻度も多くなる。

細胞で発生したインパルスは細胞から出ている神経線維を伝わって大脳皮質にある感覚野まで行き,感覚が生じる。

 

したがって,感覚野に伝えられるインパルスの総量が私たちの受け取る情報量と考えることができる。

感覚細胞の数やインパルスの発生頻度からインパルスの総量を概算し,五感の相対的な情報量を求めた神経生理学者がいる。

ちまたでは,「情報の8割は目から入ってくる」という文言で知られている。

 

およその話だろうが,そんなものかとも思う。

大脳皮質には視覚野,聴覚野,体性感覚野,嗅覚野,味覚野が局在する。

それぞれの感覚野の面積や体積を比較してみたらどうなるかと考えてみたが,データを見つけられないでいる。